さいたま市立沼影小学校 令和7年11月10日(月) 地元シェフによる学校給食
公開日:2025年12月15日 最終更新日:2025年12月15日

【献 立】
フォカッチャ、牛乳、鶏肉とさつまいものグラチネ
ミネストローネ、小松菜のトリコローレサラダ
【地場産の食材】
さつまいも、小松菜、牛乳
【献立紹介】
大山シェフ考案の地元食材を使ったイタリア料理です。「鶏肉とさつまいものグラチネ」は、埼玉県産のさつまいもを使いました。さつまいもの甘味と焦げたチーズが食欲をそそる本格的な一品で、児童たちから大人気でした。「ミネストローネ」は、水を使わずに野菜から出る水分と、トマトジュースで作りました。食材の歯ごたえ(アルデンテ)を感じられる料理でした。そして「小松菜のトリコローレサラダ」は緑区の若谷さんが育ててくれた新鮮な小松菜を使用しました。「トリコローレ」とは、イタリア国旗の三色を意味しています。イタリア国旗の「緑」「白」「赤」を小松菜の葉の「緑」、茎の「白」、パプリカの「赤」で表現しました。ドレッシングには、イタリア料理に欠かせない「バルサミコ酢」を使っています。

【調理作業】
大山シェフには、7時30分頃から様々な指示をしていただきながら、一緒に作業に入っていただきました。料理にあった野菜の切り方や、火の加減や煮込み方など、細かく指示をしていただきました。ミネストローネにおいては、オリーブオイルを温め、にんにくを炒める火加減について、おいしく仕上げる難しい作業を一緒に見守っていただきました。普段と違う食材や、調理工程もありましたが、事前の試作や打合せを念入りに行うことで、スムーズに調理を進めることができました。

【シェフとの会食の様子】
大山シェフには、4年生のクラスで会食していただきました。シェフをお迎えするため、児童がシェフの似顔絵を描き、シェフを囲む形で座り、和やかな雰囲気での会食となりました。会食中、シェフからはこの日使用した食材や調味料、イタリア語のお話や、「フォカッチャをミネストローネにつけて食べてもおいしいよ。」など、さらにおいしく食べるためのポイントについてもお話いただきました。児童からの質問にも答えていただき、シェフの料理に対する想いも伺うことができました。

【感謝の会】
給食終了後、テレビ中継で全校児童に配信しながら、給食委員全員で感謝の会を行いました。当日は、清水市長も来校し、シェフへのお言葉もいただきました。代表の児童からシェフに感謝の言葉を伝え、花束贈呈を行いました。児童は、「いつもの給食もおいしいけれど、シェフが作ってくれた本格的な味がとても美味しかったです。」と感想をシェフに伝えることができました。シェフからは、「食という漢字は人を良くすると書きます。よく食べる人は人から好かれる。食を大切にしていきましょう。」というお言葉もいただきました。感謝の会が終わった後も、シェフがいる校長室へひっきりなしに児童が感想や感謝のお礼を伝えに訪れるほど、児童たちから大人気の大山シェフでした。