さいたま市立与野八幡小 令和7年10月23日(木) 地元シェフによる学校給食
公開日:2025年11月25日 最終更新日:2025年11月25日

【献 立】
コッペパン・ジョア・カラフルパプリカハンバーグ・ペペロンチーノサラダ
さつまいものチャウダー風・ショコラプディング
【地場産の食材】
コッペパンの小麦
【献立紹介】
本日の献立のカラフルパプリカハンバーグはパっと目を引く見た目にも注目です。赤と黄色のパプリカを輪切りにして重ねて飾りました。鮮やかな色を保つために一度ハンバーグに火を入れ取り出してからパプリカ、チーズ、パン粉をかけて再度焼きます。ハンバーグの下にはツボ漬けを刻んで入れたタルタルソース。酸味だけでなく甘味を感じるアクセントになっていました。シェル型のマカロニを使用したサラダはたっぷりのニンニクを香ばしく炒めることで香りを出しました。さつまいものチャウダー風は最初に具材を炒めじっくり煮込むことでさつまいもの甘味を引き出しました。シェフのこだわりのシルクスイートという品種を使用しました。ショコラプディングは生クリームをふんだんに使用し、なめらかで柔らかい口当たりに仕上げました。見て、味わって楽しめる給食ができました。

【調理作業】
調理室が赤と黄色で埋め尽くされました。シェフ自らすべての献立の調理に携わっていただき、随所にこだわりが感じられました。600人のハンバーグの成形に特に時間がかかりました。調理員さん、シェフ、5~6人で仕上げてくださいました。さらにハンバーグの上にパプリカ、チーズ、バジル入りのパン粉をかけ再度焼きます。手間と愛情をかけて完成したハンバーグはとてもきれいでおいしかったです。パプリカの切り方や、盛り付けの仕方など実際にお手本を見せていただけたことでスムーズに進みました。普段よりも多くの時間スープを煮込むことで、具材のサツマイモを溶かし、コクを感じるスープが出来上がりました。サラダに使用したニンニクは給食ではあまり使用することのない量だったので炒め具合が心配になりましたが、細かいご指導をいただき完成させることができました。

【シェフの学校巡回】
シェフが全クラスを巡回してくださいました。児童たちはシェフの登場に大興奮でした。たくさん質問をしたりシェフに感謝を伝えたりしていました。あるクラスではシェフがおかわりの配膳をしてくれました。長蛇の列ができていて、児童も嬉しそうにおかわりをしていました。シェフの姿が見えるだけでおこる拍手や歓声に児童たちのたくさんの思いを感じることができました。

【全校朝会・感謝の会】
たくさんの拍手で迎えられ全校朝会が始まりました。シェフの紹介、シェフからの一言を受け、児童たちはシェフ給食への期待が高まっているようでした。午後には給食委員の児童たちとシェフへの感謝の会を開催しました。忙しい中来ていただいたことへの感謝や本日の献立の感想、シェフ給食だけでなく、日頃の給食への思いの変化などをシェフに伝えていました。児童たちは台本を見ることなくしっかりシェフの目をみて感謝を伝えることができていました。シェフからは普段給食を作ってくれる調理員さんへの感謝も忘れないようにというお言葉をいただきました。校長の「一生に一度の給食」という話も児童たちは真剣に聞いていました。
一日を通して、シェフ給食はただ素敵な給食を食べるというだけでなく、食への興味関心を育てるためのものだと思いました。給食を目の前にした児童たちの笑顔をみて食が作りだす無限の可能性を感じることができました。