さいたま市立与野西中学校 令和5年11月27日(月) 地元シェフによる学校給食
公開日:2023年12月20日 最終更新日:2023年12月21日
【献 立】
フォカッチャ、牛乳、チキンのローマ風トマトソース、かぼちゃのポタージュ、県産小松菜とニョッキのペペロンチーノ
パンナコッタのマチェドニア添え
【地場産の食材】
小松菜
【献立紹介】
フォカッチャはシェフからぜひ使いたいと言われたパンです。古代ローマ時代 から伝わるイタリアの平焼きパンです。今回のメニューだと、そのまま食べるだけでなく、チキンのソースやポタージュをつけて食べる「スカルペッタ」という食べ方をするとより本格的な食べ方ができるとのことでした。
主菜のチキンのローマ風トマトソースは、イタリアンでは定番鶏肉の調理法である煮込み料理をイメージして作りました。給食室の設備に合わせ、今回はしっかりと煮込んだソースをたっぷりかけています。
ニョッキは団子状のパスタの一種で、じゃがいもと小麦粉の組み合わせで作ることが一般的です。クリームソースで食べることが多いですが、今回は全体の味 のバランスを考え、ペペロンチーノにしました。
ポタージュは野菜などを煮て裏ごししたスープのことです。先ほども言いましたが、フォカッチャなどのパンをつけて食べてもおいしく食べられます。
パンナコッタとマチェドニアはどちらもイタリアのデザートで、今回は2つを1つにまとめた豪華なデザートです。パンナコッタはイタリア語で「煮つめた生クリーム」という意味のデザートです。マチェドニアはイタリアンのフルーツポンチで、本来は白ワインなどアルコールを注いだ大人のデザートです。今回はサイダーでつくりました。
【シェフ給食朝会】
上倉シェフ自ら当日のメニューの紹介があり、給食の時間への期待が高まりました。また、シェフへの質問を通して、シェフのことを知ることができ、特に「子供のころは料理が全然できなくて、包丁も握ったことがなかった」という話に驚き、「あきらめなければ人は成長することができるという事をシェフから教わりました。」という感想をもつ生徒もみられました。
【調理作業】
上倉シェフ自ら包丁をにぎり、調理員さんに丁寧に切り方や調理法の指示をしながら下処理から参加してくださいました。
一番難しいペペロンチーノは、シェフが全て調理をしてくださり、おいしく仕上げることができました。
目の前でシェフの手さばきを見れたことで、調理員さんも勉強になったそうです。
【給食時間・感謝の会】
「お味はいかがですか?」とシェフが全クラスをまわってくださいました。また、イタリア料理には、スープやソースにパンをつけて食べる「スカルペッタ」という文化があることを話してくださり、実際に挑戦する生徒がたくさんいました。
直接シェフと触れ合えたことで、生徒たちはとても嬉しそうで「おいしいです!」という声があちこちで上がりました。
給食終了後は、代表生徒で感謝の会を行い、生徒代表によるお礼の言葉の後、シェフへ花束をプレゼントし、全員で記念撮影を行いました。