さいたま市立ひまわり特別支援学校 令和6年12月4日(水) 地元シェフによる学校給食
【献 立】
ソフトフランスパン、牛乳、大豆ミートと旬野菜のトマト煮込み、ジャーマンポテト、埼玉県産ブロッコリーとショートパスタ
【地場産の食材】
カーボロネロ、ブロッコリー
【献立紹介】
今回のシェフ給食は、パレスホテル大宮の総料理長、毛塚シェフ考案のフレンチメニューです。今話題の食材「大豆ミート」と、学校で育てたヨーロッパ野菜「カーボロネロ」を使用したトマト煮込みに、地場産のブロッコリーをふんだんに使ったショートパスタ、シェフこだわりのひと味違ったジャーマンポテトです。ブロッコリーやじゃが芋は普段は廃棄してしまう、茎や皮の部分も使い、SDGsへの取り組みにもこだわりました。
【調理の様子】
当日は毛塚シェフが朝から給食センターに来所されて、食材の切り方や調理の様子を確認していただきました。じゃが芋や玉ねぎの揚げ具合やトマト煮の煮込み具合、ショートパスタのブロッコリーソースついては、唐辛子の辛みをオリーブオイルに移す作業や、にんにくを黄金色に炒め上げる作業をしっかり見守ってくださり、シェフご指導のもと、予定どおり仕上げていくことができました。シェフ、栄養士、調理員で事前の打合せや試作をしっかりと行い、細かい改良を重ねたため、普段の給食では処理しきれないような作業量も、計画的に効率よく進めることができました。一丸となって作業にあたった調理員も充実した時間が過ごせたように感じられました。
【給食の様子】
高等部の教室では、生徒たちが前日からシェフをお迎えする準備を行いました。当日は生徒が校長室へシェフを迎えに行き、教室へご案内しました。会食では、生徒たちのたくさんの質問にシェフも笑顔で答えてくださり、充実した楽しい時間を過ごしました。その後シェフは、各クラスを回って、全児童生徒1人1人に声をかけて交流をしてくださいました。シェフの背の高いコック帽子を被らせてもらっている生徒や、中庭で日向ぼっこをしながら、シェフの訪問を待っているクラスもあり、とても和気あいあいとした雰囲気でした。
また、多くの保護者にも参加していただき、普段とは違った給食を子どもたちと一緒に楽しく食べていただきました。
【感謝の会】
給食終了後、全校で感謝の会を行いました。校長先生からのシェフの紹介では、改めて全校から拍手が沸き起こりました。シェフからは大豆ミートの魅力やSDGsに配慮した調理法にしたことなどの今日の献立のポイントをお話しいただきました。児童生徒からは、「シェフの仕事をしていて大変なことはなんですか?」「大切な人に作る料理はなんですか?」と2つの質問をしました。シェフからは、作り手の思いや食事をする環境や雰囲気づくりの大切さについて、大変貴重なお話しをいただきました。最後にシェフにメッセージを込めた色紙を贈呈し、終了となりました。
児童生徒・保護者・教職員一同、貴重な経験とおいしい給食に心もお腹も満たされたひと時となりました。
この情報は、「さいたま市教育委員会 健康教育課」により登録されました。