さいたま市 食育なび活動報告子育て・教育さいたま市立大門小学校  令和6年1月24日(水)   地元シェフによる学校給食

さいたま市立大門小学校  令和6年1月24日(水)   地元シェフによる学校給食

公開日:2024年03月04日 最終更新日:2024年03月04日

献立

【献立】

シェフ特製カレーピラフ、牛乳、フリカッセ・ドゥ・プーレ(お米・豆乳・グリンピースのクリームソース)、五種のきのこのクリームスープ、冬かぼちゃとりんごのサラダ、みかんのジュレ

【地場産の食材】

にんじん(埼玉県産)

【献立紹介】

この献立は、シェフ給食のために考えた金子シェフの思いが詰まった献立です。普段の給食では味わえない特別感を出しています。ピラフには、和のテイストである醤油を隠し味に入れています。フリカッセ・ドゥ・プーレはフランスの伝統料理で、若鶏のクリーム煮をさします。鶏肉にかかるソースには、お米と豆乳を使っているのが特徴です。五種のきのこのスープには、しめじ・しいたけ・まいたけ・マッシュルーム・エリンギを使用しています。きのこの味を生かすために味付けはシンプルに塩と和風だしのみです。牛乳とルウを入れ和風ポタージュ風に仕上げています。サラダには、新鮮な生のりんごをスライスし、蒸したかぼちゃと和えています。ドレッシングは、マヨネーズ・ヨーグルト・はちみつ・塩・こしょうです。フランス料理では、ソースやドレッシングにこだわるところがありますが、シェフのこだわりが感じられる味付けとなりました。みかんのジュレは、缶詰のみかんをカップに入れ、寒天で作ったゼリー液を流し、固まったところへ少量のはちみつをかけ出来上がりです。みかんの酸味とはちみつの甘味が絶妙です。

ゼリー

【ゼリーの調理】

普段より品数が多かったので、朝一でゼリーの作業にとりかかりました。ゼリーカップを調理台に並べ、みかんをカップに入れ、寒天で作ったゼリー液を注ぎます。寒天は、常温で固まる性質があるので寒い時期は時間との勝負です。ゆっくり注いでいると作ったゼリー液は固まってきてしまうので、一気に注げるようにやかんを使い、こぼすことなくスムーズに作業を行えるようにしました。全体の半分のカップにゼリー液を注ぎ終わる頃には最初に入れたカップのゼリーは徐々に固まり始めました。全てのカップにゼリー液を注ぎ終わると、次は、はちみつを入れる作業です。一個ずつカップにはちみつをスプーン一杯ほどたらし完成です。760食のゼリーを作るのは難しいと思っていましたが、やってみると短い時間で作ることができ新しい発見となりました。

調理

【メイン料理の調理】

メイン料理のフリカッセ・ドゥ・プーレは、鶏肉にハーブミックスで下味をつけ小麦粉と油をまぶしオーブンで焼きました。少し焦げ目をつけた方がよいというシェフのアドバイスに従い、まんべんなく焦げ目がつくように温度調整をしながら焼きました。ソースには、切り方を変えた玉葱とミックスベジタブル、マッシュルーム、ペースト状にしたグリンピースを入れています。豆乳と炊いたお米を入れてとろみをつけるソースでしたが、作業量を考えて米粉を使い代用しました。生クリームとバターのコクもあり焼いた鶏肉との相性もよく仕上がったと思います。

給食

【教室訪問】

朝の給食集会はテレビ放送だったので、給食の時間は全ての児童がシェフに直接会えるように1年生の教室から順番に各教室を訪問していただきました。長い帽子をかぶったシェフの登場に、どのクラスからも歓声が響きわたりました。児童は、シェフに質問をしたり、食べた感想を発表したり、握手を求めに行ったりと様々な様子が見られました。シェフからは、調理員さんが朝早くから準備してくれたこと、今日は特別なメニューであることなどをお話しいただき、シェフの話に耳を傾けていました。児童からは「次は、いつ来るの?」や、「また来てね!」の声が多く聞かれました。

 

この情報は、「さいたま市教育委員会 健康教育課」により登録されました。

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