さいたま市 食育なび活動報告子育て・教育さいたま市立仲町小学校  令和5年11月13日(月)   地元シェフによる学校給食

さいたま市立仲町小学校  令和5年11月13日(月)   地元シェフによる学校給食

公開日:2023年12月07日 最終更新日:2023年12月07日

仲町小➀

【献 立】
 鯛飯、牛乳、鮭の幽庵焼き、ふろふき大根肉みそがけ、小松菜のお浸し、みかんとりんごの寒天寄せ
【地場産の食材】
 さいたま市産の米と小松菜、埼玉県産大根
【献立紹介】
 秋の香りを感じられる和食です。鯛飯は、愛媛県の郷土料理です。海で獲れた「たい」を神社に奉納した後、その鯛を米の上にのせていっしょに炊いたのがはじまりです。鯛は長崎県産の天然の「真鯛」を使用しました。鯛は酒、塩をふり、オーブンで焼いてから、米、しょうがと一緒に炊き込むことで臭みもなく、おいしく食べることができます。また、副菜の大根の葉を使用することで、彩りよく仕上がりました。
 鮭の幽庵焼きは、ゆずの香りと味が感じられて、さっぱりとした味わいの焼き物に仕上げました。
 ふろふき大根は、埼玉県産の大根を昆布と塩、みりんでじっくりと煮込み、柔らかくやさしい味に仕上げ、肉みそは京桜みそを使用し、こくのある味わいになりました。
 小松菜のお浸しは、さいたま市「若谷農園」で栽培された小松菜を使用しました。白菜を入れることで、小松菜の鮮やかな緑を引き立たせています。
 みかんとりんごの寒天寄せは、みかんとりんごを汁ごと使用することで、みかんとりんごのやさしい味わいが感じられるデザートになっています。

 

 

仲町小②

【シェフを迎える会(テレビ放送)】
 シェフを迎える会では、給食委員により、味方シェフの紹介や質問をしました。「どのような気持ちで料理していますか」という質問には、「お客様が料理をおいしく食べて、気持ちよく帰っていただけるように心がけています」とお答えくださいました。また、シェフから「しっかり学び、いろいろなものを食べて健康な大人になってください」というメッセージをいただき、児童は給食の大切さを理解している様子でした。教室を廻ると、「お昼の時間が待ち遠しいな」という声も聞こえてきました。食への興味・関心を高める機会となりました。

 

 

仲町小③

【調理指導】
 味方シェフには、すべての料理への調理方法や細やかなご指導をして頂きました。鯛飯は、鯛を焼いた後、あくが出るため、しっかり水分を切って米といっしょに炊き上げることが大切であること、その水分を入れてしまうと、ごはんに臭みが出てしまうということやごはんの調味料の割合などもご指導頂きました。
 ふろふき大根は、一度、米のとぎ汁でしっかり煮た後、水で洗い流し、調味料を入れて、さらに煮込むことで柔らかく、大根のえぐみが取り除かれることを教えて頂きました。肉みそは、鶏肉を酒で炒った後、その脂をきることで鶏の臭みが取り除かれ、うまみだけが残ったおいしい肉みそに仕上がることや、京桜みそを練り上げる火加減やタイミングを随時、指導して頂きました。
 小松菜のお浸しでは、みりんを入れることでまろやかな仕上がりになり、やさしい味わいになることを教えて頂き、和食本来の「お浸しの作り方」も同時に教わることができました。
 みかんとりんごの寒天寄せは、寒天の量や甘さなどを調整して頂き、固さのちょうどよい寒天に仕上がりました。
 シェフから、一つ一つ丁寧に作業していくことが、おいしさにつながることをご指導頂き、とても充実したひと時となりました。魚介が苦手な児童が多い中、鯛飯は大人気でおかわりをする児童がたくさんいました。

 

 

仲町小④

【シェフとの会食】
 シェフ、栄養士、給食委員の児童で給食を会食しました。会食時に使用したランチョンマットは、児童が作成しました。和風モダンのようなとても華やかなランチョンマットになっています。味方シェフは、児童の質問にも一つ一つ丁寧に答えてくださり、楽しいひと時を過ごすことができました。児童にとっても忘れられない思い出となりました。「また、来年も仲町小へ来てください」という言葉にシェフのうれしさと戸惑いも見られました。
【感謝の会】
 会食後は、そのまま会議室で感謝の会を行いました。児童が作成したかざりや、児童が夏休みに描いた食に関する絵でかざられた会議室は彩よく、にぎやかな部屋へと変わりました。給食委員の代表児童により、お礼の言葉を言った後、感謝の気持ちをこめて、花束と色紙を贈呈しました。とても、和やかな雰囲気で感謝の会を行うことができました。



この情報は、「さいたま市教育委員会 健康教育課」により登録されました。

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