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さいたま市の農業の特色は何ですか?

公開日:2020年07月01日 最終更新日:2023年10月31日
登録元:「さいたま市
(さいたま市の農業・令和元年度版 さいたま市発行より)

 さいたま市の農家数は約3,700戸で県内での順位は4位となっており、首都圏では貴重で大規模な緑地空間の見沼たんぼや荒川、綾瀬川、元荒川流域に広がる豊かな水田地帯を始めとした優良農地が確保されています。
 本市における農業の経営は、近年の急激な都市化の進展や社会経済情勢の変化に伴い、農家人口の減少、農業従事者の高齢化、農業後継者の不足、農地減少の進行等により、大変厳しい状況におかれています。

 このような状況の中、首都圏という大消費地に近接していることを活かし、高度集約的な農業が発展し、農産物直売所が多く設けられ、米や野菜、種苗・植木、花き、いも類などの多様な作物の生産が活発に行われています。
 地域的に見ると、東部の元荒川と綾瀬川流域の中川低地では、主に水稲が作付けされ、その他、くわいも特産品として収益をあげています。
 周辺部の岩槻台地においては、小松菜、山東な等の施設栽培が活発に行われ、JAを中心とした共販による市場出荷も行われるほか、ヨーロッパ野菜の生産も増えてきています。
 中央部の見沼たんぼでは、植木、苗木、野菜等を中心に作付けされ、ブルーベリー、梨、ぶどう等の観光農園が点在しています。周辺部の大宮台地中心部から安行台地にかけては、野菜、花き、植木を中心に作付けされ、チコリーやさいたま市発祥のさつまいも「紅赤」のブランド化も進められています。
 西部地区においては、荒川流域の水田地帯が県内有数の早場米地帯になっている一方、大宮台地西部では、梨、ぶどう等の果樹や野菜が作付けされています。

 この様な本市農業の特色を生かすため、農業経営の安定を図るとともに、自立経営志向農家を中心に生産組織の育成と農業後継者、各種農業団体の育成に努めています。また、土地改良事業に伴う農業生産基盤整備事業、農業用排水路整備事業、農道舗装整備事業、大型機導入に伴う高能率生産団地育成等も進めています。

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